みおこし

真田幸村の謀略のみおこしのレビュー・感想・評価

真田幸村の謀略(1979年製作の映画)
3.5
『柳生一族の陰謀』『赤穂城断絶』に続く東映大型時代劇の第3弾。『赤穂城断絶』も近々アップします~!

関ヶ原の戦いに敗れた真田幸村は、高野山麓に潜みながら天下統一を狙う徳川家康を討つべく虎視眈々と計画を練っていた。そんなある日、父の昌幸が家康の策略で命を落としたことから、ついに幸村は各地から腕利きの豪傑を集め計画を実行に移すことを決意する…。

本作も言わずもがな超豪華キャスト!!松方弘樹さんが真田幸村役、萬屋錦之介さんが徳川家康役。またもや『柳生一族の陰謀』の黄金コンビの演技合戦を堪能できて嬉しかったです。
真田十勇士は有名なのに、私はベースとなる物語を知らなかったので、基本的な展開や登場人物を知るのにもオススメの1本。忍術を使ったり、それぞれ何か武芸に秀でていたりとどのキャラも圧倒的に個性豊か。猿飛佐助役のあおい輝彦さんや筧十蔵役の森田健作さんなどカリスマ性に溢れる俳優陣が勢ぞろいでそれも楽しいんですが、個人的には穴山小助役の火野正平さんが一番イケメンで好きでした(笑)。

ただキャラクターが多すぎるのと、話が予想通り複雑化していくので、「いったいこの人は徳川陣営?真田陣営?」と頭がパニックになる(笑)。でも合戦に近づくにつれて真田十勇士への思い入れは強くなる一方なので、後半の「我こそは幸村なり!!」のシーンはただただ胸が痛みました…。こういうみんな勢ぞろい系の戦闘ものって、終盤の展開がキツイんですよね。

冒頭の火星襲来シーンだったりと、ツッコミどころもあるのですが、Filmarksの評価よりは個人的には楽しめた1本でした!低すぎ!
みおこし

みおこし