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真田幸村の謀略のガブポッシブルのレビュー・感想・評価

真田幸村の謀略(1979年製作の映画)
2.6
必殺シリーズは大好きなんだけど、こういう真田○○や徳川××とか言う時代劇って、歴史に興味ないし、登場人物が多過ぎて苦手なんだよね。
でも本作はSFアクション時代劇と言うことで鑑賞。

いや~147分は長過ぎるわ。
予想通りドラマ部分は退屈。期待せずに観た場合ってそれなりに面白いんだけど、本作はかなりつまらなかった(大坂冬の陣とか大坂夏の陣などを知っている人は楽しめるのかもしれない)。

出演陣は『柳生一族の陰謀』『赤穂城断絶』に続く東映大型時代劇第3弾なので豪華。
特撮、必殺関係の主だった役者をあげると

猿飛佐助役あおい輝彦(『あしたのジョー』の声優、『必殺剣劇人』のすたすたの松坊主)は宇宙人の設定なので常に何を考えているのかわからない表情をしている。特撮を使ったアクションはヒーロー物っぽくて面白い。

三好伊三入道役の真田広之(『宇宙からのメッセージ 銀河大戦』のまぼろし / ゲン・ハヤト、『必殺4 恨みはらします』の奥田右京亮)は当時、ブレイク中だけあって力強いアクションを見せてくれる。大勢の出演者の中でも輝いてるのはさすが。

穴山小助役の火野正平(『新・必殺仕置人』の正八、『翔べ! 必殺うらごろし』の正十』)はなにに出ても変わらない(笑)。

筧十蔵役の森田健作(『惑星大戦争』の三好孝次、『必殺! ブラウン館の怪物たち』の藤林辰之進)は意外なことにまるで目立たない。唯一の見せ場と言える自爆シーンはかつて森田の演じた『必殺からくり人』、『仕事人大集合』の仕掛の天平の最期を思い出させてくれた。

本多正純役の小林昭二(『ウルトラマン』のムラマツキャップ、『仮面ライダー』のおやっさん)は出番が少ないながらも安定の存在感。

真田信幸役の梅宮辰夫(『江戸プロフェッショナル・必殺商売人』の新次)、おふく役の谷川みゆき(『スターウルフ』のヒメ)、赤蜘蛛役の春田純一(ゴーグルブラック、ダイナブラック、マッドギャラン)はどこに出ていたのか気づかなかった。

矢島信男、佐川和夫による特撮シーンは金がかかっていてそれなりに見応えあり。
冒頭から隕石は出てくるわ、出城真田丸の巨大なミニチュアワークはあるわ、和歌山藩内試射場爆破はあるわ、とけっこう気合入りまくり。ラストで、あおい輝彦が(冒頭に出てきた)隕石に変身して宇宙に旅立つシーンは最も凝っている。
でも本作の特撮はしょせんわき役なんだよね。

まあ特撮や必殺関係の役者をチェックしたり、特撮を観るだけでもレンタル料金108円の価値はあったかな?
個人的には、SFアクション時代劇ならば、(本作より予算は少ないけど)『魔界転生』(1981年)、『伊賀忍法帖』(1982年)、『里見八犬伝』(1983年)などの方が娯楽に徹していてずっと面白い。