アマプラありがとう! 面白かったです。
ベン・アフレックは初期の頃の『グッド・ウィル・ハンティング』、『チェイシング・エイミー』、『ドグマ』、『アルゴ』、そして『ゴーンガール』と佳作があるのに、近年はなぜか個性を活かしきれておらず残念に思っていました。このままヒット作が出ないでプロデューサーとか制作側に回っちゃうのかなと心配していたけど、このシリーズがありました。
彼はどちらかというと、一人で必死になるより彼の良さを引き出してくれるバディ的な存在がいるほうがいい。マット・デイモンとかケイシー・アフレックとか。今回はそれをジョン・バーンサル(『一流シェフのファミリーレストラン』の長兄)がつとめてます。おかげで、少し浮いていて、知的で内向的だけど決して人嫌いではないという役の性格がとても馴染んでました。
のっけから笑いをかましてコメディに寄せてきた本作、メインのストーリーは人身売買絡みでなかなか深刻。でも女性のお役人を最初から巻き込んでいくので、自分としては彼女に共感して話にするりと入ることができました。モラル的には問題あるかもしれないけど、天才ハッカーの子供達の捜査協力っぷりがかっこよかった。自閉気味でも大人顔負けの実力を発揮して輝いてるところに夢がある。
腕っぷしも強いので、勧善懲悪ですっきりするし、抜け感もあって良かった。音楽も好み。あと、猫がうちの子にそっくりなのでポイントプラスしました。