Taka

コマンドーのTakaのレビュー・感想・評価

コマンドー(1985年製作の映画)
4.2
‪4Kニューマスター吹替版‬で鑑賞。
まさか、劇場で「コマンドー」の吹替を観れるなんて…とんでもねぇ、待ってたんだ。
改めて観ると、ご都合主義でめちゃくちゃではあるんだけど、それはシュワルツェネッガーのアクション映画となると面白くないわけがない。展開の仕方はすごく面白いんですよ。めちゃくちゃなのに。めちゃくちゃだから面白いんだよ、この映画。80'sらしいっちゃらしい。今じゃ出来ない雰囲気でしょう。
その面白さがあっての日本語吹替版だ。改めて感じるのが日本語吹替の偉大さ。こうやって現在にかけても頭の中で浮かび上がるセリフの数々や気持ちいい語感のリズム。これほどまでに日本語に落とし込めれた偉業は日本語吹替の頂点に君臨出来得るほどだ。
時として批判されたり、自分は字幕派だと高みの見物をしておちょくられたりする吹替版。そこには日本語に落とし込み、違和感をなくすリズムを作り出す偉業の痕跡の数々が描かれているのだ。
こうやって過去の作品の吹替版を劇場で上映するという機会を通じて、改めて吹替の偉大さを思い知らされることとなりました。もちろん、作品によっては字幕のほうが良いときもありますが、やはり日本語吹替文化は今後も廃れて欲しくはないですよね。「コマンドー」もその一つです。抱腹(報復)絶倒アクションを今一度ご覧頂きたい。

‪さあ、吹替版を劇場で上映するところまで来た。あとはゴールデンの地上波放送だ。来いよ、民放!コンプライアンスなんか捨ててかかってこい!!‬
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