ザ・ザ・コルダというかジャ・ジャ・コルダに聞こえたウェス・アンダーソン最新作
強権的な父というモチーフやロードムービー調はいつものウェスで、離れてた娘が結局みたいなのはリア王みたいな感じ
フェニキア計画のために資金集めするというストーリーはどうしても映画作りのメタファーに見えるし、命を狙われてるのもいつ次作が作れなくなってもおかしくないウェスの危機感もなんとなく感じる。毎回回収しようと色んなことして、できないところが面白い
特にトム・ハンクスとブライアン・クランストンとのバスケ対決は笑えます
あとマイケル・セラはみんな言ってるけどウェス作品にめちゃくちゃハマってた
ポールトーマスの方のアンダーソンの最新作もアクション映画らしいが、今作も劇伴含めてアクションをやろうという意識が見える
ただ前作のアステロイドシティの方が面白かったかな
単純に父と娘の和解があんまり分からなかったし、こうなりましたって言うのもそんな簡単にできるのか?と思った笑
参照として明らかに「アラビアのロレンス」があるし全部理解してないけど今日の世界情勢も反映されてるっぽいので、元ネタとかを理解すればもっと面白そうではあるけど
元々舞台ルーツの人ではあるし、映画でも度々出てくるけど舞台っぽさが昔に比べると多くなってる
今のスタイルは行き着くところまで行ってる気がする
Netflixで短編作ってアカデミー賞も取ってるけど、割とウェス自身も新しいブレイクスルーを模索しているのでは?
いつものウェス・アンダーソンでも十分面白いけどもっと今回は!ってのが見たい