生酒冷造

帝都大戦の生酒冷造のレビュー・感想・評価

帝都大戦(1989年製作の映画)
1.8
正直、存在すら忘れていた作品でしたが、単純に見れるなんていい時代です。肝心の映画は残念でしたが。
帝都物語の続編。
第二次世界大戦の中、本土で亡くなった者たちの怨嗟で加藤が黄泉返る。。
こういうノリ、魔界転生みたいでしょう。
しかし、帝都物語が八犬伝みたいに色々な人々の結集で加藤を邪魔出来たのに対し、精々二人。。
続編なのにスケールダウン感が否めません。

ターミネーター対二人でああいう大作を築けるのに、何故?と思えるほど、ヒーロー、ヒロインの活かし方がトホホでした。
呪よりサイキックに振れたためか、単調になりがち。
むしろ今どきのCG時代なら色々ド派手にキメれたかもしれません。
ある意味、帝都シリーズを映像化するには時代が追いついてなかったもしれません。
あと、丹波哲郎が連合軍指導者相手に呪をかける僧の役で出てましたが、結局、加藤相手には
一切絡まず、「この呪、加藤に向けた方が良くね?」って感じで肩透かしでした。

ただ、犠牲によって覚醒ってのは、ある意味、日本的と言えば日本的か。
生酒冷造

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