すとんこ

帝都大戦のすとんこのレビュー・感想・評価

帝都大戦(1989年製作の映画)
2.5
LD所有

昭和20年、世界大戦に敗戦色濃厚な日本は起死回生を狙って、仏法と科学を融合した連合国首脳陣を呪い殺すという奇策に打って出ることに。
時を同じくして、帝都に散った怨霊が集合し″魔人・加藤保憲″も復活!再び帝都破壊を目論みます。
はたして日本政府は、連合国を打倒し、さらに加藤の野望を阻止することが出来るのか!?って話☆

前作同様に、史実の裏でオカルト的な力が働いていて、超能力者同士の超絶バトルが繰り広げられます。
超能力によって、雑巾絞りのように身体をねじり殺されたり、フライング鉄板の首チョンパなど見所も多いですが、日本兵のあまりにも無能な描き方は辛いものがあります。

さらに、ドイツが降伏したから日本が敗北したかのような描写になっている点も非常に気になります。違うんじゃないかなぁ?

そして本作では、陰陽道や密教的な呪術描写が前作より圧倒的に少なく、前作の世界観や設定が好きだっただけに残念。

とはいえ、加藤保憲というキャラクターの魅力は素晴らしく、彼との戦いを時代を越えて見続けたいと思える一本(* ̄ー ̄)☆
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