前作に引き続き“懐かし映画観直しシリーズ”です。
こちらも内容をほとんど憶えてなかったのですが、前作より小ぶりな印象でとても“大戦”って感じではありません。ん？時代的に第二次大戦中の話だから“大戦”なんですか…？
ともかく、嶋田久作の魔人加藤は相変わらずの迫力で、顔面から霊力が炸裂してます。
魔人加藤の対抗馬“中村”に加藤雅也を持ってきてるのは、コワモテに対するにはイケメンしかない…ってな事なんですかね。
今作では魔術、呪術が鳴りを潜め超能力合戦になっているので、印を結ぶシーンが無いのと、使い魔達がワチャワチャ出てこないのは一抹の寂しさを感じるのです。
それでも、鉄塔の上の加藤、街を飛び回る加藤、悪夢の中の加藤…と、魔人加藤の立ち振る舞いで印象的なシーンはあります。
そして、前作よりホラー感強めになってる要因の一つに、当時人気のスクリーミング・マッド・ジョージによるVFX…手造りであのクオリティは凄いですな。
