主演の2人のキャストとしてのバランスは良かったと思います。2人とも透明感があって。
七海が死んで弁天に会うまで少しモタモタしたように感じたけれど、運天が登場してからは俄然ストーリーのテンポも良くなって、引き込まれました。
もちろん、愛を深めていく月日の2人の優しい時間も良かったけれど、ちょっとロマンティック過ぎて恥ずかしくもあったりして…(笑)
七海の育ってきた環境がよくわからないのでどうして人を愛することにあれだけ臆病なのかもう少し掘り下げてもらえると良かったかなぁとかも思ったりしましたが、愛する人を守りたい、その強い思いと守れなかった後悔の深さは見ていて切なくなりましたが、七海の最後の願いをきっと受け止めてこれからジュノも生きて行ってくれるんじゃないかと思いたいです。
これから韓国はじめアジアなどでの配給も決まって、きっと日本よりも共感してもらえるかもしれません。
物語的な派手さはないかもしれませんが見た後心が温かくなる作品だと思います。
オリジナルと現代のゴーストは年代も違うのでパソコンなど現代のものを活用しているのもなかなかおもしろかったです。