TaiRa

学校の怪談のTaiRaのレビュー・感想・評価

学校の怪談(1995年製作の映画)
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幼少期の思い出に「テケテケでギャン泣き」があるドンピシャ世代。

改めて観ると子供向けにしては怖過ぎるだろと思う。普通にサッカーボールのとこから怖かったし、寺田克也デザインのクリーチャーとかキモ怖い。あと人体模型の内蔵とか。クマヒゲさんの変態シーンも凄かった。子供があんなの見たら夜寝られなくなっちゃうぞ。本格的な『遊星からの物体X』オマージュやってて平山秀幸が監督した意義を感じる部分。テケテケは今観ると可愛い。中子真治がSFXやってるんだね。子供たちのキャラクターが立ってて、尚かつ子供らしい心理描写とか丁寧。カリカチュアした子供に留まってない。仲悪い主人公の女子と悪ガキの男子の関係性とか。年上女子に恋する男子とか。重要な場面では台詞使わない塩梅も良かった。この頃の日本映画はその辺ちゃんとしてたなって思う。あと岡本綾が美少女だったわ。一瞬で好きになっちゃう説得力がある。初登場場面で鏡に映った瞬間がめっちゃ怖かった。最後の別れも泣けるし。ラストの自己紹介する子供たち見て泣くし、ラストカットがストップモーションになった瞬間ギャン泣き。
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