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レンタネコのぉゅのレビュー・感想・評価

レンタネコ(2011年製作の映画)
3.6
2022年 鑑賞 22-274-31
BS松竹東急 銀座よる8シネマ にて
「かもめ食堂」「めがね」「彼らが本気で編むときは、」等の荻上直子監督・脚本による、平屋の日本家屋で亡き祖母の思い出とたくさんの猫と暮らすサヨコ(市川実日子さん)は、寂しい人の心の穴を埋めるために猫を貸し出すレンタルネコ業を営んでいる。リヤカーに猫を乗せ、街にでかけるサヨコは、レンタルネコを通して様々な人に出会うドラマ作品。

ー 埋めたいのはあなたの心の穴ボコ ー
私の好きなドラマに「大豆田とわ子と三人の元夫」がある。ストーリーに会話劇、EDの映像のエモさ... どれをとっても最高だが、中でもかごめも好きなキャラの一人で、とある理由で途中退場するものの、強い印象を残すキャラで、とわ子の●回目の離婚の理由とかに絡んでいて... おっと、これ以上が気になる方はドラマを是非ご覧下さい。そのかごめ役の俳優さんが市川実日子さんで...

“レンタ〜ネコ レンタ〜ネコ ネコネコッ”
サヨコは猫を惹きつける?臭い?、「うわっ ネコババァだ! 逃げろっ!」、初のレンタネコのお客さんの吉岡敏子(草村玲子さん)、独居老人の寂しさと広い洋風の部屋、「安心して逝っちゃって下さい!」、前金は1本指 = 1万?いやいや、10万まさか... 、千円!安過ぎです!「どうもありがとうございました!」、株のトレーダー?億のお金が?「買いだ!」株を買う買わないを決めるのは猫?、前世は蝉?サヨコの隣人(小林克也さん)が謎過ぎる... 、そして...

“寂しい人にネコ貸します!”
雨降りの日、「今日も雨降り 歌丸師匠も雨降り〜♩」、笹かま、パイナップル、「また来たよ!ネコババァ 怖っ!ヤバっ!逃げろぉ」、次のお客さんは単身赴任のサラリーマン吉田悟朗(光石研さん)、パパ臭いはあるあるだなぁ... 思春期の女の子は特になぁ... 、猫はおじ様たちの加齢臭好き?、占い師?、ということは占いするシーンある?、歌丸師匠(猫名)、「あなた若い男にたくさん貢ぎましたねぇ彼が見ているのはあなたのお財布! 別れなさい!」、歌丸師匠凄っ!、またまた隣人が... 高身長で貧●女性は... 、「あのババァ... 」、プロポーズ?お母さん?、悟朗はレンタネコを貰い受ける、「必ず最期を看取ります!」、素敵なおじさん!

“あなたは何ランク? あなたから見て私は何ランク?”
ジャポンレンタネコ?、お客さんがサヨコ?、洋物のブランドネコがAランク、純日本産のブランドネコがB、そこら辺で拾った雑種がCランク... 、Cランクに歌丸師匠がぁ!、えっ?彼女は夢の住人?、目覚めた時に猫が覗いているカット好きっ!、「はっ 志らく!」サヨコは猫に噺家の師匠の名前を?、扇風機、節電と習字、「新婚旅行はハワイ その前に相手」、「暑い!」、「あれ?みんなどこ行っちゃったんだろう... 」、電車の音(だけ)と「置いてけぼりになるところだった」、ハワイ旅行とジャポンレンタカー、吉川めぐみ(山田真歩さん)とデジャヴ〜、「私はCランク」、「世界から置いてけぼりをくらってしまったような?」、ボコボコの中古車の名前は団吉、「私もCランクだ」、「私も」、「(じっと見て)残念!」、「一緒にランチしてもらえませんか?」、ドーナツの穴(ボコ)、まねき猫、テレビCMの作曲?ってことは?、残念賞の団扇、「穴は食べるモノじゃなくて 埋めるモノです 心の中の寂しい穴ボコはきっとこの子が埋めてくれます!」、おばあちゃんのドーナツの話はめっちゃ沁みた!、やっぱり作曲現場は... 、ひとり流しそうめん、隣人の大きなお世話な俳句(川柳?でも季語はあるしなぁ)、初のレンタカーでハワイ旅行... 、キャベツと熱海

カリカリと缶詰、家の掃除と麦茶(私も暑い時は麦茶なんだが、うちは嫌いな人が多くいるので肩身が狭い... 作ってもらえないので、2Lペット買って飲んでます)、「また来たよネコババァ お前話しかけて来いよ! 嫌だよお前行けよ!」、立ち止まったふたり、サヨコの中学時代の同級生吉沢茂(田中圭さん)、おじさんを探しにインドへ行くという嘘つきはったりの吉沢と保健室のジャミコ、ビールと「飲まないなら夏の2/3楽しめてない!」、「ちょっち待ってて」、しがらみも友だちもいない、猫のお墓、「全部覚えているの?」、「埋めなきゃいけないのは蟻の穴じゃなくて あんたの心の穴ボコだぞ」、「またね... 」、「暑い日はビール(だそう)」、夜分遅く警察が現れ...

ガリガリくんとおばあちゃんの思い出、あの●●●姉妹みたいな人意外といい人?って思ったけど... の反対かも、意外に照れ隠し?と思える内容と静止画の連続とエモナレーションとレンタネコシーン、「寂しいなら寂しいと言え」かぁ... 私の穴ボコは埋まる?って思うラストだった。
あの隣人さんも好きだが、MVPは猫たちで名脇役だなぁと感じた!が... レンタネコになる猫とならない猫との違いとか、審査の時のリアカーの猫たちは?とか、借りる側のトイレやご飯等が整っていないとか、賃貸だと壁を引っ掻いたりすることもあるから借りてもいいの?とか(特に光石さんの家とか単身赴任だから賃貸だろうと思うが... )、レンタカーサービスってひとりで回せるものなのか?とか色々と思うことも多々あったが、不思議な独特なテンポの作品で、所々いいなぁって思うシーンもあったが、ゆったり流れるテンポと同じような流れの構造が連なった4篇でできた作品だからか感じた間延びを感じた作品でもあった。そこが少し残念に感じた。

「人間やってんのも大変だけど 猫やってんのも大変だねぇ」

「外車もブランド猫もそりゃカッコいいけど どれだけ持ち(飼い)主に愛させるかが重要な訳で どれだけ高価なモノでも愛されてないとわかりますからね」
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