ふじこ

世界最速のインディアンのふじこのネタバレレビュー・内容・結末

世界最速のインディアン(2005年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

自分で改造したバイクで世界最速のスピードを出す事を夢見る老齢のバート。
何かを心配したりして慎ましやかに暮らすより、全部出し切ってそれで死ぬなら悔いなしってタイプ。
皆からの寄付やお金を借りてニュージーランドからアメリカまでバイクを持って移動、競技会でスピードを測って貰う事に。
彼の生活からアメリカ大陸へ乗り込み、競技会に出るまでを描く作品。

はるか昔に、今は亡き近所のレンタルビデオ屋で借りて観たな~~~。
改めて観ると、とんでもないプレイボーイじゃん。突然ディナーに誘ったり、アメリカのモーテルでは女装した男性に それでも素敵なレディーだよと言ったり、壊れた輸送台の車輪を直しに訪ねた家でもまた良い仲になっちゃう。
この手のタイプがモテるのも分かるんだよなぁ。

お隣さんはいつもいつも騒音を撒き散らしたり、除草するのが面倒で火を点けたり、息子を使って家のナイフを持ち出したりするバートにずっと迷惑しているのにきちんと見送りに来てくれたり…。
バイクの噂を聞きつけてやってきた若者バイカー達も餞別をくれたり。ニュージーランド暖かすぎるだろ。
と、思っていたらやっと夢の舞台に辿り着いたのに"申し込みが必要だなんて知らなかった"と、登録されていないので競技会には出られない事に…。
って辺りから、アメリカも暖かすぎるだろ…って展開になる。
この映画が気分良く、心がぽか~っとして笑顔で観終われるのは誰も悪い人が出て来ないからだなぁって思う。
たまに観たくなる、悪い人が出てこない映画。わたしも人には親切にしよう、って思うやつ。

なんか陽気な爺さんだったのと、なんだかんだラッキーで出場して脛が焼けるシーンだけ憶えていたけれど、改めて良い映画だったなぁ~。アンソニー・ホプキンス名優過ぎる。

賞賛に値するのは実際に行動した人物であり
たとえ失敗したとしても果敢に挑戦した人である
ルーズベルトめっちゃ良い事言うじゃん。
ふじこ

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