風神

世界最速のインディアンの風神のレビュー・感想・評価

世界最速のインディアン(2005年製作の映画)
3.6
FOX放送分を録画して鑑賞。

すんごい速い
ネイティブ・アメリカンの人では無い。

アメリカの二大バイクメーカーの一つ。
ハーレーダビッドソンよりも前に
バイクの製造を始めたのが
「インディアン」
国内でもディーラーもあり
大型二輪乗りには有名ですが
ハーレーほどの知名度は無い。

まぁとにかくゴツくてデカい。
ハーレーもそうだが
なかなか日本の道路事情には合わない。

その会社が作った1920年のモデルを
改造して最高速度を爆上げしたバイクを
作り上げたのがバート・マンローさん。
バイクと記録と個人情報は本物っぽいが
物語は結構フィクションらしい。
個人的にはファンタジー作品だと
思いながら観てました。

自分も昔乗ってたバイクで
120キロぐらいまでは出した事あるが
風圧が半端無い。
まぁ「イージーライダー」みたいな
アメリカンスタイルのバイクだったので
そんなにスピード出すヤツでは無いけど。
手をパー🫲にして横に伸ばしたら
それだけで後ろに持っていかれる。
非公式で時速331キロ。
公式な記録が時速295.44キロ。
どちらにせよ、あんな薄着じゃダメ🙅。
ウインドシールドから顔出すのもダメ🙅‍♀️。
ましてやラスト、おかしいでしょ!
バイクで4〜50キロで接触事故起こして
転倒して道路に投げ出されただけで
両足の指数本骨折した経験あり。
いてて、では済まないって!

物語のファンタジー感を
他にも感じたのは
登場人物がほぼ100%良い人。
あと、モテモテっぷりも凄い。
初対面のおばさまと
いきなりの体の関係。
うーむ、ファンタジー。

ニュージーランドの時の
バイク集団の見送りのシーンや
アメリカでのロードムービーのような
旅の景色が良かった。
あと、本物のインディアンの登場も。

何気にベトナム戦争批判が混じってた。
植物を枯らせる薬剤の「枯葉剤」は
人体の遺伝子に悪影響を及ぼし
ベトナムに大量の奇形児を産ませた原因。
ベトちゃんとドクちゃんが有名だが
その作戦に参加してる人が登場。

ファンタジーとしては
とっても面白かった。
マンローさん、なんやかやで
この後、11年程生きていて
9回もレースに参加したらしい。
以外と長生き、良かったね。

安全にもっとゆったりと
バイクに乗りたい。
デカいバイクは手放して久しいが
こういうの観ると
また乗りたくなる!

2022-338
風神

風神