シネフィルmonk

面の皮をはげのシネフィルmonkのレビュー・感想・評価

面の皮をはげ(1947年製作の映画)
2.8
表は汽船業を営む実業家、裏では暗黒街を仕切るボスの2つの顔を持つリュサックをフランス映画の名優ジャン・ギャバンが演じる。かつては「鏡」の異名を持ち地下組織で働いたが、ある秘密の過去を背負う。

警察とも親しく隠然たる影響力を持っていたが、それも陰りを見せ始め、マルセイユからライバルが乗り込んできて経営するキャバレー、カジノを襲撃され、ギャング同士の抗争が本格化する。墓場での銃撃戦は見もの。フィルム・ノワールでもストーリー自体は地味だが、ラストシーンと様々なダブルのスーツを粋に着こなすギャバンはさすがに格好良い。
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