「インサイドマン」からのクリストファー・プラマー繋がり。
むかーし小学生くらいの時かな?金曜ロードショーか何かで観た記憶が観てて蘇った。
たまたま最近読んだ「ダーウィン事変」って漫画にこの12モンキーズのモチーフが出てきてタイムリーに感じた。
テーマ曲が凄くいい。バンドネオンで奏でる主旋律が不気味ですごくいい味出してる。
タイムトラベル物の映画が好きなんだけどプロットはかなり秀逸なんじゃないかな。未来から来た主人公が過去の出来事に因果を残してる。つまり主人公は最初から過去に因縁を持つ存在だった訳で、未来から過去に運ばれる人間に選ばれることに必然性が生じる。「ターミネーター」みたい。
主人公が途中で自分が未来から来たという事実そのものを疑うのも目新しい。
未来から過去を変えるためにジェームズがタイムマシンで過去に送られてくるんだけど、どう考えても人選ミスだよ。明らかに言動が異常者だもん。そりゃ精神病院に収容されても仕方がない。もうちょっと、このように周りに説明しなさい、みたいなマニュアルはなかったのか。
しかしブラッド・ピットのイカレ演技は見事。流石。
タイムマシンの仕組みについては説明不足過ぎる気がした。本筋に関係ないのかもしれないけど、SF映画としてもっとちゃんと描いてほしかった。
あと尺の関係か、ちょっとライリー博士がジェームズの話をすぐ信じすぎな気がした。もっと丁寧に描いてもよかった気もする。関係ないけどライリー博士役の女優さん、ちょっとだけデイジーリドリーにも似てる。マデリーン・ストー、美人さん。
救いがあるようなないような、どっちとも取れるラストが好きです。