Azuという名のブシェミ夫人

12モンキーズのAzuという名のブシェミ夫人のレビュー・感想・評価

12モンキーズ(1995年製作の映画)
4.6
ギリアムフェス第5弾。
こちらはギリアム作品としても、SF作品としても好きな映画です♡

前回2014年2月レビュー時、主人公の『映画は同じなのに、見る自分が変わって違う映画に思える』という言葉通り観る度に印象が変わる映画なので、次に観る時に私はどう感じるだろう・・・と書いていました。
そういう意味でも今回は再見がとても楽しみで、なんだか自分の反応テストのようで興味深かった。
前回は恋愛要素の部分を強く感じていたのですが、もしかしたら当時自分が恋愛モードだったのかもしれません。笑
今回はと言うと、この作品のシニカルな部分・・・警告とも言えるようなメッセージ性のある部分が印象に。
今の私が仕事にイライラして疲れて、人生に対して皮肉屋になっているからだ・・・。
モロに『映画は同じなのに、見る自分が変わって違う映画に思える』です。

不気味で不安な気持ちを煽ってくるような、どことなく挑発的なあのテーマソングが流れる中、12匹の猿がぐるぐると渦巻くオープニングが私をゾクゾクさせる。
一筋縄でいかなそうな物語が始まるんだって、気持ちにスイッチが入るのです。
ギリアムの世界観にいきなり飛び込むのって難しいから、睡眠導入剤みたいな役割を果たして不可思議な夢の世界へと誘ってくれる音楽って重要だと思う。

世界が崩壊した理由とは?12モンキーズとは?
主人公と一緒になって分からない事だらけの過去の世界で必死に答えを探し求める。
結末を知っていても知っていなくても・・・または“知ったつもり”だったとしても、その答えは結局自分で探し求めていくもの。
何を守り、何を信じていくのか。
頭がおかしいのは本当にアイツか?
それともアイツらなのか?
もしかしたら・・・自分ではないのか?
『正常』や『正義』とは一定のものでは無いのではないか?
いつだって人間たちが『異常』や『正常』、『悪』や『正義』をややこしくするんだ。

ブラピの出演作の中で一番好きな役がこのジェフリー。
イケメン役なんかじゃなくて、こういうのやりたかったんだよね。
ほんとに精神イっちゃってる人みたいで最高ですよ。
ブルースはギリアムの念願叶って出演だったけど、いざやってみたら上手く行かなかったとかギリアム言っちゃってた。笑
そんなこと無い!良かったと思うよ。

これってもう20年も前の映画なんだなぁ。
あと何回観るだろう・・・でもきっとまた次には違う作品に変わってる。
それって、楽しみだな・・・ふふふ♡