あきらむ

12モンキーズのあきらむのレビュー・感想・評価

12モンキーズ(1995年製作の映画)
3.9
二つの世界の均衡を崩して人の頭の中をスクランブルエッグ状態にするのがうまいギリアム監督。
囚人(若しくは患者、犯人)と精神科医のコンビの考え方と思考が入れ替わっていく様子は、健常と異常の境目をうまく皮肉っている。多数派ではないものはいつでも囚人か精神障害者なのだ。
精神科医が以前会ったような気がすると言っているのは、この悲劇の世界線が何度も繰り返されていることを示唆しているのか。
ブラットピットの狂人役がはまっていて見てて楽しいね。真似したくなるね。
そして、テリーギリアムの作る都市はいつでもパンクすぎて絶対住みたくないね。三日も住んだら精神汚染が起きそう。過去も未来も都市構造がおかしので、未来に帰って真っ白い部屋で万弁の笑の科学者たちに囲まれてお祝いされた時は気が狂いそうになった。そのまま、ベッドに拘束されて歌をかけられる場面は時計じかけのオレンジを思い出す。