去年、限定公開で見た。
ジリジリした夏の狭い古い部屋に、アイナ・ジ・エンドの畳に響くような声。
今の子どもは冷房ガンガンのなかで育ったはずだけど、私の幼少期はギリこんな暑さを体験してた。(今より温暖化じゃなかったってのもあるが)
はーー。「蜜のあわれ」の二階堂ふみちゃんの金魚を思い出した。
江國香織の「落下する夕方」に出てきた華子も思い出した。
久々に「凪のお暇」を読み返して、似たような部屋に想いを馳せた。
狂気っぽいのになんか許せちゃうって、一番すごいよね。それが二階堂ふみちゃんやアイナの魅力。
「キリエのうた」観たとき、なんて冬と雪景色が似合うんだと思ったけど、真夏も最高に似合ってた。冬も夏も味方に着こなしちゃうんだな。ファッションではなく「季節」のこと。
昔の文学小説にありそうな雰囲気がまた大変よかった。