過去2日間で2500万回再生され、アメリカのネトフリで1位という作品です。前知識はそれくらい。
のっけから、まるでイジメのように悪材料が降ってきて、主人公の苛立ちや悲しみに心が痛みます。レイモンド刑事(テヤナ・テイラー)がカッコよくて、彼女と同僚のグライムス刑事(マイク・メリル)がいなければ途中で観るのを止めてたかも。でも、残り10分位で、WHAT?!という展開になるから最後まで観て。
タイトルの頭についているタイラー・ペリー氏、自分は知らなかったので調べてみました。俳優、脚本家、監督とマルチな才能があり、スタジオを所有していて、アフリカ系アメリカ人文化に対する貢献から、映画業界において非常に大きな影響力を持つ人物だそうです。オプラ・ウィンフリーと懇意で互いにメディアを使って有色アメリカ人が直面する問題を扱っているらしい。なるほど。訴求する相手の共感が得やすいように主人公と主要な登場人物はほぼ全員黒人で、白人は悪役でしか出てこなかったのかも。
政治的な側面については考えさせられるし、気の毒な主人公に感情移入して結構疲れるからリピはないけど、物語の作りとしては面白かったです。