佐々木

四畳半物語 娼婦しのの佐々木のネタバレレビュー・内容・結末

四畳半物語 娼婦しの(1966年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

三田佳子を筆頭に俳優陣の芝居をとらえるべくクレーンでのワンシーンワンカット撮影が冴えまくる。旦那に腹上死された浦辺粂子が訪ねて来て野川由美子に襲いかかり最後井戸の画になって野川由美子の喚き声とともに終わるシーンなど長廻しが非常に効果的だ。そして三田佳子に気持ちよく芝居をさせて彼女の魅力を十倍位良く惹き出している。びっくりする位の傑作。この作品を見た後、他の作品がこの作品との比較で観てしまう位の完璧な映画だ。2016/6/11シネマヴェーラ渋谷。
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