救命士のヒーロー的お仕事ぷりを描くものではなく、人の生死の境目を見るにつれ、命を救えなかった罪悪感と仕事の疲れで壊れていく一人の救急隊員のお話。
とにかくニコラス・ケイジ演じるフランクのメンタルがやばい。救命隊員なのにこれは…という精神状態。彼のほうも助けが必要。
一人の女性との出会いで事態は好転していくのか。
もうこれは設定を変えた「リービング・ラスベガス」になるんじゃないかと思うくらいだった。
しかしそっちの方向のドン底話ではなかった。
まったくポジティブにならないドラマでどんよりした気分になる。
なんとか立ち直ろう希望を見いだそう前を向こうという感じではない。
苦しみ悲しみ困難を乗り越える受け入れるということは大切だとは思うけど、諦めと紙一重な気もするなー。