若大将オーウェン

西遊記の若大将オーウェンのレビュー・感想・評価

西遊記(1960年製作の映画)
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東映長編第三弾。手塚治虫が参加したのが関係しているかわからないが、だいぶ漫画らしいところが過去作に比べて増えて日本のアニメという感じがだいぶしてきた。歌が入り、冒頭は特にディズニーっぽいが。
シーン重視の手塚治虫のイメージボートを起承転結をまとめるのに苦労したらしいが、確かに性急な感じもしなくない。でもメタモルフォーゼや群衆表現などアニメならではの表現が増えて面白いシーンが増えたのもまた良かったのでは。
細田守の「バケモノの子」は西遊記成分が入っているから当然といえば当然だが、やはり東映の伝統的な日本アニメの系譜にいる人なんだなとこれを見て感じた。ラストの打ち上げに関係性を見た