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男と女のbrianのレビュー・感想・評価

男と女(1966年製作の映画)
4.0
6年前神戸の映画館で観た時は短編映画『ランデヴー』の後にこの作品が上映された。

過去に辛い経験をしたことのあるジャン=ルイ(ジャン=ルイ・トランティニャン)とアンヌ(アヌーク・エーメ)のロマンチックだけど切ない大人の恋の物語。

モノクロ、カラー、セピアの映像とフランシス・レイの音楽が効果的かつ印象的に残りふたりの感情表現が素晴らしい。

車好きのルルーシュ監督らしく車が走るシーンは迫力があり臨場感溢れている。特にモンテカルロ・ラリーは舗装されていない道路や雪道を長時間かけて走行する過酷なレースで緊張が伝わってくる。

A・エーメはお淑やかで色気があり美しい。亡くなった夫のことが忘れられない。でも、今の幸せを大切にしたい。女性の微妙な心理状態を好演。

トラニャンは自身の事故が原因で妻が自ら命を絶ってしまい自責の念に捉われていた。彼も今の幸せを大切にしたい。一途な気持ちを熱演。


僕も過去に辛い経験をしたことがある。だから、今の時間(幸せ)を大切にしなければならない。
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