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男と女のoncochiのレビュー・感想・評価

男と女(1966年製作の映画)
3.0
おフランス映画は苦手だけど、恐れていたほどには、難解な作品ではありませんでした。台詞がお洒落で(フランス語の響きだけでそう感じるだけかもしれませんが・・・)映像が美しい!そして音楽が素敵♪

物語は、スタントマンの夫を事故で失った未亡人アンヌと、レーサーでやはり妻を自殺で失った男ジャン・ルイの二人がドゥーヴィルにあるそれぞれの子供の寄宿学校の送り迎えで知り合い、一目惚れのかたちで惹かれあっていく。しかし突然失ってしまった愛する人への想いも未だに断ち切れず・・・という、大人のラブストーリー。
途中でやたら長いレース場のシーンは、私にとってかなり退屈でしたが、全体のテンポは良かったです。
ルルーシュ監督が好んで使ったという突然モノクロームになる手法には、最期まで馴染めませんでしたが・・・(^^;)このモノクロームになる時は法則があるのか?夜になると?回想シーン?二人きりのシーンだけ?・・・となんか深読みしてしまって・・・いくつかのサイトを当ってみましたが、別に何かの暗示とか比喩や法則はないみたいです(笑)
ラストシーンもフランス映画にありがちな「観客をほったらかし状態」じゃなかったのが嬉しかったです。アレをやられると、見終わった後で私一人が、アホだからわかんなかったのか?と自己嫌悪に陥るんですよねぇ
所謂、感情移入出来て泣ける映画ではなかったですが、お洒落なPVを観てるような感覚で楽しめたのが良かったです。
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