Azuという名のブシェミ夫人

ダークマンのAzuという名のブシェミ夫人のレビュー・感想・評価

ダークマン(1990年製作の映画)
3.7
人工皮膚の実験をしている科学者ペイトンは、ある日弁護士である恋人が手に入れたメモが原因で、殺し屋の襲撃を受ける。
全身に大やけどを負った彼は、代償に超人的な力を得て、復讐を胸に動き始める。

ずっと気になって仕方がなかった映画。
今や渋いダンディズムおじさん筆頭のリーアム・ニーソンが、アメコミチックなダークヒーローを演じているなんて!
この頃30代後半か。
素敵だったけど、オジサマ好きの私には今の彼の方が♡♡

話自体はとても暗いんですけどね、何気にコミカルな部分と主人公ダークマンの苦悩とが良いバランスで組み込まれていて、とても楽しめました♪
ヘリでのアクションシーンも迫力あるし!
ただ笑わせるつもりじゃなかったんだろうなーってとこで笑ってしまいます。
時代のせいなんですけどね。
マフィアがヌンチャク持ってるとことか、怒りが爆発した時の安っぽいCGとか。
一番笑ったのはピンクの象でしたが。゚(゚ノ∀`゚)゚。

変わり果てた姿となって怒りの制御を失い、ただただ悪への復讐を誓う彼の姿はヒーローなんかでは無いかもしれない。
でも、残された良心や愛する心を抱えて、なんとか自己を保とうと葛藤し戦う様は、恋人にとって紛れもなくヒーローだったに違いない。
それだけにとても切ない物語だった。

敵ももちろん悪だったけど、医者も大概ヒドイよ。
あの人たちなんであんなに悪びれなかったんだろう・・・実験体みたいに思ってたんだろうか。
あと一番可哀そうなのは、完全に無関係なヤナギモトさんですね。笑