佐藤でした

ロゼッタの佐藤でしたのレビュー・感想・評価

ロゼッタ(1999年製作の映画)
4.0
トレーラーハウスでアル中の母と二人暮らしをしているロゼッタは、ある日働いていた工場を突然クビになってしまう。彼女は持病の腹痛と戦いながら必死で生活しようとするが、なかなか思うようにいかない‥。

突然の解雇を言い渡されても、生活に困窮しているロゼッタは「はい、そうですか」と簡単に引き下がることはできない。なんで!どうして!とわめき散らし、居座ろうと抗議する。

恥をかいてでも職を死守しようと力尽くでしがみつくロゼッタの姿は、とても見苦しい。だけどそれと同時に、強い生命力に満ちていた。考より動の説得力。

もしこの世が椅子取りゲームなら…、その勝負に真っ向から戦っても勝てないのなら…、
ロゼッタはどこからやり直せばいいのだろう。


‥ダルデンヌ兄弟は決まって社会の底辺で生きる人々を主人公におく。今作ももれなく、住所不定無職の少女を手持ちカメラが追い掛ける。

途中から忘れていた。

台本があること、演技をしていること、カメラがあること、それにOKを出す人がいること、使うシーンを選別して、組み替えたりしたこと、、。全てが信じ難かった。

肉眼で、気にかかる少女の、ある時を見た。