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ロゼッタのsnatchのレビュー・感想・評価

ロゼッタ(1999年製作の映画)
4.2
これは、重い重い重いでしょー‼︎
幕が降りた後の映画館内の空気の重圧を想像したくない😑
美味しいベルギーワッフルにこんな影が…😖
…ワッフル、重過ぎてもう食べられないかも😢

冒頭から、今回もどした、どうした、何があったのー⁉︎と始まり主人公の背中を追う。徐々に明らかになっていく、彼女の一瞬でも笑うことのできない日常。学生ぐらいの失職した若者が、もう救いようのない母親を抱えて養っていかなければならない、あてどない現実に後ずさり……彼女がぶつかる社会の厳しい事実もありのままに映し出される。
ロゼッタが仕事欲しさに行うあの行為とリケの不正行為は、崖っぷちに立つ苦しさをこれっぽっちも知らない私には、これが正か悪かと二つには分けられない…
でも、最終的にロゼッタが自分で自分に審判する。彼女の人としての自分のプライドが強く尊い。
最後は歯を食いしばって生きてきたロゼッタも、もうだめなのか思ったが、ダルデンヌ先生は彼女を救う。本当に本当にほっとした…

監督ダルデンヌ先生の映画を色々、ひとりひとりの人生を複雑な社会を、いろいろと観てきましたが、一番強く感じるのは、ダルデンヌ先生は、誰かが陥ってしまった不幸や痛みを皆で分けあおうという、人と人とのあり方を願っているのでは…と思います。
毎回、多くの人々に観て欲しいと願っています🙏ロゼッタの泣き顔可愛い…
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