銀幕短評(#428)
「ロゼッタ」
1999年、ベルギー、フランス。 1時間33分。
総合評価 38点。
人生 楽じゃないことも なにかと多い。
カメラは終始、ミニスカートの女の子 ロゼッタの行動をトコトン追う。この空気感はもしや と予感したら、やっぱりダルデンヌ兄弟の映画でしたか。カンヌ パルムドールを取ったようです。
彼女がなにを知っているのか、なにを思っているのか、なにをしようと考えているのか、どう感じているのか、一時間半 それにずっと付きあうこととなる。わたしは おおむね退屈な時間だなあと感じたけれど、彼女の人生の多感な時期に、同じ目線で ささやかな時間を共にしたと考えれば、あながち無意味だとはいえない気もします。
じぶんと自分が対話をする。彼女が つかの間 ホッとくつろぐシーンは、とてもかわいらしいですね。