特集上映『バスター・キートンの浪漫 キネピアノ in テアトル梅田』(ピアノ演奏:鳥飼りょうさん)にて鑑賞。
[あらすじ]
一人では何も出来ないお坊っちゃま青年・バトラー。
己を鍛えるため、狩猟生活に放り出された彼は、偶然出会った美女に一目惚れする。
同姓同名のプロボクサーと勘違いされたことから嘘を貫き通そうとする彼は、あれよあれよと思わぬ事態に巻き込まれてしまい……。
[雑感]
こんなん泣く。
[完成された娯楽映画]
キートン映画おなじみの体当たりギャグから、もはや『ロッキー』の原点と言っても良いスポ根展開。
さらには予定調和を崩し、絶妙なツイストが待つクライマックス、『バック・トゥ・ザ・フューチャー』の涙腺崩壊ポイント"マクフライ渾身のパンチ"にも匹敵する"Power of love"な大団円に感涙した。
また、お坊っちゃまキートンのおとぼけボクシングシーンが最高すぎる。
「頼りなさ+優しさ+時より見せるカッコ良さ=愛おしさ」の方程式が成り立つキートンのキャラクターが、本気で人生の目標過ぎて尊かった。
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