2020/01/30
監督 エイドリアン・ライン
マイケル・ダグラス
グレン・クローズ
アン・アーチャー
【世界中の男が震えあがった物語】
幸せな家庭を持つエリート弁護士の主人公が一夜限りの気持ちで関係を持った女性によって、想像を絶する恐怖に陥っていく様を描いたサスペンススリラー。
アン・アーチャーでもう一本。
初めて劇場で見たのは、まだ男女の駆け引きなぞ知らない(今も知りませんが笑)若き頃。
とてつもなく衝撃を受けた記憶がある、当時はストーカーという言葉など無かった時代、執拗に主人公の前に現れ、家庭にも入り込んでくる浮気相手の女の不気味さ、G・クローズ狂気の演技が凄まじい。
主人公役のM・ダグラスの恐怖に駆られた演技、自業自得なのに逆ギレし、自らも狂気に陥り、
やがて迎えるクライマックスの展開はスリラーというよりは、もはやホラーに近い。
A・ラインによる光と影を生かしたスタイリッシュな映像、一度見たら忘れられない戦慄のストーリー、公開当時は社会現象にもなった一本。
前に見た別バージョンのエンディングもなかなか衝撃的でした。
傑作です。
鑑賞日1988年 劇場にて
