マコッサ

模倣の人生のマコッサのレビュー・感想・評価

模倣の人生(1934年製作の映画)
4.9
パンケーキ屋で成り上がった未亡人に不意に訪れた恋の一部始終かと思いきや、母と娘で男の取り合いに混血黒人パッシング問題と、えっちょっと30年代でこんなこと描いていいの?と驚くばかりで、というかむしろこれはメロドラマの衣を纏ったブラックムービーなのではないかとも思えてしまい、むしろそちらのテーマのほうに心を持っていかれる。黒人であることについて、「あたしが悪いのでもない、神様が悪いのでもない、いったい誰が悪いんだろう」などとさらりと言ってしまうのは当時としてはかなり攻めた台詞だったんじゃないか?とも。なおかつメロドラマとしての通奏低音はつねにキープ、その本質は大体この作品の中に入っちゃってんじゃないかってな恐るべき完成度。すご。