いかえもん

三十九夜のいかえもんのレビュー・感想・評価

三十九夜(1935年製作の映画)
3.6
ハリウッド進出前のヒッチコック作品。
ものすごい記憶力の持ち主ミスターメモリーの記憶芸を披露していた劇場で発砲事件発生。そこから逃げ出した見知らぬ女性を部屋にかくまうと、その夜女性は殺されてしまう。彼女の残した重要な任務を果たすため、巻き込まれた主人公の一般男性、さらに他人を巻き込みがんばります!!!というお話。

逃亡、逃亡、そして逃亡!という作品で、ちょっと中だるみもありますが、オチがいい!なるほど、そう来たか!

見どころっていうわけじゃないんですけど、逃亡の途中である女性と手錠でつながれちゃって、雨の中逃げ回った先の宿でストッキングを脱いで乾かすというシーンがあるんですけど、この脱ぐシーンがなんだかドキドキします。脱ごうとすると男性の手も必然的にくっついてくるので、いや~ん!って感じで。

そして、手錠を無理やり外す彼女を見て、ええっ?!「見知らぬ乗客」に続きまたもや関節外し?!と思ったら彼女は腕が細いだけでした。あーびっくりした。