40万人以上の死傷者を出した1976年の中国・唐山大地震を舞台に、心に傷を負った少女と罪悪感を背負い生きる母親の32年間を描く感動ドラマ。
建物が崩壊し、生き埋めにされた双子の姉弟。
二人の上には一つの瓦礫が載っていた。
二人を助けることはできない、どちらかを救うか母親は究極の選択を迫られる。その結果、母親は弟を助けることに決める。
しかし、奇跡的に姉も救出されたのだ。
泣く泣くの選択で母親を責めるべきではないのかもしれないが、娘にしてみれば自分ではなく弟を選んだ母親に対して憎しみがあるはずだ。
そしてお互いに、母親は娘を救えなかったことに対して罪の意識を持ち、娘は心の傷を抱えたまま32年の時が経ち…
切なくて悲しすぎる物語だった。