上海十月

お引越しの上海十月のレビュー・感想・評価

お引越し(1993年製作の映画)
4.3
傑作でした。相米作品の中でも素晴らしい。今まで観る機会がなかった。田畑智子がだんだん大人になっていくドキュメントのような作品でありながらラストの幻想シーンで見事な映画表現を駆使し観る者を圧倒する。タイトルと主人公で子供が両親の離婚を阻止するべく闘う見たいな安穏な内容と思っていたら、あまりに精神的な内容に驚いた。「おめでとうございます!」と叫ぶ主人公に共感できた。桜田淳子も良かったのだがこれが最期の出演作になってしまった。女優として期待できる演技だったので惜しいと思いましたね。
上海十月

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