とりん

星を追う子どものとりんのレビュー・感想・評価

星を追う子ども(2011年製作の映画)
4.5
新海誠監督が誰でも楽しめるファンタジー作品として作られた作品。
人が誰しも向き合わないといけない誰かの死について、大切な人を失った時、思わず思ってしまう死んだ人を蘇らせたいという気持ち、それに向けての葛藤を描いている。
少女明日菜が異世界へのサヨナラを知る旅を通じ、様々な困難を乗り越え、成長する姿が観れる。
人の死に触れる時、理解した時、別れる時、この映画で改めて考えることができ、グッときた。
全体的にファンタジー色がかなり強く、程よいアクションもあり、これまでの新海さんの作品の中ではかなり観やすく作られた作品。
しかし雰囲気やグラフィック(特に水の表現)が、やはりどうしてもジブリをチラつかせる。

2回目:2017/10/28 TOHOシネマズ六本木ヒルズ
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