くじら

独裁者のくじらのレビュー・感想・評価

独裁者(1940年製作の映画)
3.5
コメディがコメディを侵犯せずにできる最大の説教。とはいえラストは、ただ怒りで乗り越える様に圧倒される。説教の域は出ないが、相手と時代がとてつもなく、あまりに本気すぎるのだ。

さっきまで重厚そうにみえていた地球儀が実は風船で、それを巧みに楽しく扱いながら愚かに舞い踊るヒンケルのシーン、見事。

伝説の演説を受けてハンナが目を見開くシーンは愛です。
くじら

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