ピナコ

独裁者のピナコのレビュー・感想・評価

独裁者(1940年製作の映画)
4.5
平成もラストの年になりました。
平和を願いこの映画とします。

"戦争"と調べると世界では今でもどこかで争いが起きていることに少し驚きがある。

こんな悲惨な経験を生かせずに何故人間は争うのか?


チャップリンとヒットラーは誕生日が4日しか違わない!

私は誕生日が一緒とか干支とか血液型が一緒と聞くとなぜか親近感が出てその人に興味が沸く。

チャップリンもそんな思いがあったのではないでしょうか?
良い人であって欲しいと願っていたのではないのか?
耳に入ってくる噂はとんでもないもの!
怒りがこみ上げてきたのではないのでしょうか?

そしてこの映画
もしかしてチャップリン自身も少し似ていると思ったのではないでしょうか…
それはヒットラーにも同じ思いがあったかも。
そっくりな二人。
でも全く違う二人。

チャップリンは
サイレントをこよなく愛し言葉はなくとも気持ちや愛情は伝わると思っていたはず
でも今回は言いたいことがある。
全世界に伝えたいことがある。
間違ってとられては困るから
自分の口からハッキリと言いたい❗️

有名な演説スピーチがある。
ぜひ皆さんにも観ていただきたい。

だだ家族と小さくも幸せな家庭で暮らしたい!そんな願いのみ。


政治は上に立つ人による。
政治家の小さなプライドに国民は翻弄させられる。
また側近の影響も大きいはず
私利私欲にまみれた側近ばかりだったのだろう。

広く聞く耳を持つリーダーを希望する。


でもこのあとチャップリンは"アメリカを追放"される。


当時チャップリンの事実婚であったハンナ役のポーレット・ゴダードは先日観た『風と共に去りぬ』でスカーレット・オハラの最有力候補でした。
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