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独裁者のnekonomachiのレビュー・感想・評価

独裁者(1940年製作の映画)
4.2
中田敦彦のYouTube大学で、チャップリンが周囲の反対を押しきって私財を投入してまで制作にこだわったというので興味をもちました。

前半はチャップリンらしく、ナチスを窓からフライパンでたたいたり、ヒトラーの大げさな物まねなど、コメディ要素ありです。

ところが最後の演説のシーン。人間としてのチャップリンの魂の叫びに、思わず涙ぐんでしまいました。

彼はインタビューで、愛国心は狂気だ。
人々を戦争に駆り立てる。
私は愛国心など持たない、といったそうです。
平和を愛するチャップリンの気持ちが多くの人に伝わるよう祈ります。
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