米映画なんかを観てますと、彼らアメリカ人はギャグに対する姿勢がやけに真摯だし、必ず遂行しようとする常軌を逸したノリが我々日本人からすると「？？？」となる事が多いかと思いますがそんな本当にどーしようもないギャグばかりをナベで一週間ばかりコトコト煮詰めて裏庭にブチ撒けた様な、本当にサイテーすぎて逆に生きる活力を得られたり、何なら人生に対する疑問なんてものは霧散するパワーを持った作品だと思う。この世は元々馬鹿げたモンなんだから楽しんだ者勝ちなのだとキャストのスタントマン達はそのカラダでもって示しているのだ。
……なんて高尚なことは一切なく、本当にバカな連中が無意味でバカげた事をやり尽くす瞬間沸騰ギャグをかき集めた内容なんだが、個人的には水洗機能が無い便器のサンプルでウンコをするテロルを実行したり、バリカンで哀れな犠牲者の頭髪を後ろから削いだり、ロケット花火をアナルに刺して飛ばしたり、小便を掛けた雪を食べて盛大にヘンな色のゲロを吐いたりするシーンがサイテーに楽しかった。エログロナンセンスならぬグログロナンセンスだから、こういうのを絶対に見たくない人は決してオススメ出来ないが、もしあなたが人生に行き詰まっているのであればその力になれるかもしれない。だって人生を苦悩する事なんて無意味だし、こんなバカな連中よりはマシだって思えるから。そういう意味では人助けムービーではないかって思えるんですよ。こんなバカどもやバカなムービーがあったってイイ。日本のひな壇芸人どもがどうでも良い楽屋オチをチンタラ話してるのを見聞きするよりは全然マシだと思うよ。
