ドルフィンキック

君へ。のドルフィンキックのレビュー・感想・評価

君へ。(2011年製作の映画)
3.9
DVDで、見ました。
「吉祥寺の朝日奈くん」が良かったので、桐山さんの別の作品も、見たいなあ~っと思って、選びました。映画を見た感想は、何だか、切なくて、重たい感じの映画でしたが、映像が美しくて、雰囲気のある素敵な作品でした。
ゆったりとしたテンポの静かな映画なので、静かな映画は退屈で苦手って言う人には合わないかもしれませんが、僕は、静かな映画も、好きなので、中々、楽しめました♪
物語は、子供時代、少年時代、青年時代と、別れているのですが、それぞれの時代、別の役者さんが、演じられていて、皆さん、良い演技をされていて、どの時代のエピソードも、見応えがあって、引き込まれました。
途中、ミステリーのような展開になって来たので、もしかして、この映画、ラストに、大ドンデン返しや意外な結末でも、待ち受けているのかな?ってずっと、興味深く見ていたのですが・・・。オチも、これと言って、意外なのもではなく、普通でした。
桐山さん演じる主人公の男性が帰郷して、ヒロインの小夜子が残したフイルムを再生したときは、ジーンと来ましたね。そして、主人公の男性が、研究所の窓際に、持ち帰ってきた小夜子の風鈴がなびくのを笑顔で、見上げるラストシーンは、後味が良くて、とても温かい気持ちになりました♪