まよいマイマイ

人間の証明のまよいマイマイのレビュー・感想・評価

人間の証明(1977年製作の映画)
3.8
5年に1回くらいの割合で観てる作品ですが骨格は覚えていても結構忘れてることが多いです

松田優作と鶴田浩二の印象つよかったですが松田優作とコンビを組んで様々な捜査をするハナ肇が、いい!
佐藤純彌イズムも随所に見られ、ニューヨークでのカーチェイスシーンはあの当時ならではの豪華さを感じます
豪華さでいうと序盤にファッションショーのシーンがあるのですがわりとそこに時間を割いてます。30秒くらいでいいようなシーンをやたらと見せますw
でもその余裕さ、が贅沢なつくりにも感じます

内容自体は西条八十の詩が重要な要素になるくらいなので抒情的です
が、ひとはどんどん殺されていきますw
こんなに殺されたっけてくらい殺されていきます
ひとつひとつの死に悲哀を感じさせるのが70年代日本映画を感じさせてとても好きな作品です

砂の器や市川崑の金田一に比べて及ばないですが『この子の七つのお祝いに』と同じくらい語り継がれていい作品とはおもうのですが、母さん、そうおもいませんか。
キスミーママ!
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