GaPTooth

犬の生活のGaPToothのネタバレレビュー・内容・結末

犬の生活(1918年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

これまでのスラップスティックから一転、一つのテーマを明確に描いたという点で記念碑的な作品。

職探しに行ったものの大勢の求職者にはじき出されたチャップリンが、野犬に追われる犬を助ける。自分とよく似た境遇の犬に情を覚えたチャップリンは共同生活を送ることにするのだった。
一人と一匹が寄り添う感じが良いね。

ホットドッグ屋のオヤジ役で、チャップリンの異父兄のシドニー(#シド)が出演。兄弟で笑わせてくれる。

大金の入った財布をめぐる、
二人の悪漢VSチャップリン&犬の攻防。
騒動の末に残ったのは、
大金の入った財布。
チャップリン&犬。
そして、
店をクビになり行くあてもないエドナ。

犬の生活(みじめな生活)から夢の実現へ。穏やかな日々に幸多かれ。

弱い立場の者や力の無い者に対する思いやりを忘れない主人公の心の暖かさに触れた。感動。

※1975年~ビバ!チャップリン!企画で[黄金狂時代]が日本リバイバル公開された時に同時上映された短編。
※原題[A DOG LIFE]には、みじめな生活という意味がある。
※パンフレットは宝物。
#チャップリンの次男もシドニー・チャップリンなので、区別するために、異父兄をシドと表記することもある。
※「笑う犬の生活」フフフ♪
GaPTooth

GaPTooth