める

劇場版ポケットモンスター ベストウイッシュ キュレムVS聖剣士ケルディオのめるのレビュー・感想・評価

1.9
段々ポケモン映画のストーリーの質が落ちてるよね!?
(後半のクライマックスのサトシはもはや観覧者でしかなかった。そういえば、ロケット団も最初にチラッといただけだった。)

最初のケルディオとキュレムのバトルから全然引き込まれなかったのですが、それ以前にポケモンたちが普通に言葉を喋って意思疎通をはかっているところにダメだと感じました。
ポケモンは出来る限り喋らないでほしいんだけど…!!シリーズが進むにつれて喋るポケモン増えてきてる気がする。今回は5体も喋ってた。必要以上に喋るのはやめてほしいです。

ケルディオの声はしょこたんでした。普通にしょこたんにしか聞こえなかったので、男の子ボイスで主役をやるべきではないなぁと思いました。(ちなみに、ディズニーのラプンツェルはとても合っていて好きです。)

聖剣師になるための戦いということでしたが、キュレムが悪役みたいに扱われていて可哀想なのと、単純にストーリーがつまらなかったです。あと、主役のケルディオのキャラデザが好みじゃなかった…(笑)

冒頭の自分に力が足りないと分かっていながらキュレムに立ち向かっていくケルディオは、ちょっとわがままだなぁと思いました。
それにしても、後半に急にケルディオがパワーアップしたのには納得がいきませんでした。だって、物語中盤でサトシたちとお弁当を食べてキュレムから逃げていただけじゃ…?
サトシたちとの友情が育まれた結果のパワーアップということだったんですね。うーん、なんで?

でも、最後にキュレムに勝たなかったのは良かったです。ここで勝っていたら、「友情さえあればパワーアップしてバトルに勝てるんだよ」ということになりかねなかったと思います。
サトシたちとの友情がケルディオの真の力を呼び覚ますということなんでしょうけど、友情の力だけで世界最強と言われるキュレムに勝てたら、バトルという名の特訓は何なんだということになりますよね。

ケルディオに捕まりながら壁を走るサトシやキュレムの尻尾にあるコンセントと背中から出るプラグには普通に笑った(笑)

そして、博物館から無断で持ち出した飛行船は何事もなく返却したみたいになってて最後までツッコミどころ満載でした。

アイリスは安定の可愛さでした!
める

める