shibamike

乱のshibamikeのネタバレレビュー・内容・結末

(1985年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

面白かったー!

時間が短いくらいに感じた。あと1時間長くして、根津甚八が死ぬところまで見たかった。
次男、ザマァ(笑)と思ったところで終わったので、あららという感じでした。

原田美枝子、ヤバすぎ。主役食うぐらいの存在感。もちろん根津甚八の情けなさもグッド😉👍✨
井川比佐志の演技も良かった、ファンになった。
寺尾聡は出てくる度にルビーの指環のイントロが頭に流れるので、登場シーン少なくて一安心(私だけでしょうよ、きっと)。

さあ、主演の仲代達矢ですよ。落城のシーンはもう目が釘付け。刀が無く自害できずにおめおめ燃え盛る城から出てくるシーンはただひたすら圧巻!
しかし発狂後、毛むくじゃらの白い怪物みたいで何度も吹き出しそうに(私だけでしょうか)。あと、70歳のはずなのに高い岩場から飛び下りたり、ピーターを振り切るほどの俊足を発揮したり、やっぱ怪物だよ!

合戦のシーンはボンボコボンボコ、これでもかというくらい落馬する人が映し出され、あの人達は踏まれずに無事で済んだのでしょうか。七人の侍の比じゃないくらい過激な合戦描写と思いました。

気味が悪いほど淡々と話が進むのがとても良かったです。合戦も権力闘争も家族愛も人生の後悔もすべて一切合財は同時進行。

初っぱなの猪狩りでうたた寝してしまった仲代達矢に木の枝で日陰を即席で用意した三男がその行為の通り一番優しかった、と。
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