Yuya

文学賞殺人事件 大いなる助走のYuyaのレビュー・感想・評価

3.7
筒井康隆の自虐と暴露と復讐
としての傑作小説を なぜか映画化…
つーか 出オチのように本人出とるし

文學とはなんぞや…
と お洒落に悩むフリがしたかったら
コイツを脳内に一発ブチこみゃいい
文學とは 本能的なエロスであって
衝動的なバイオレンスを肯定しつつ
優雅に破滅してゆく様の事さってね

文壇の闇というか あるあるネタか
ともあれ 壮絶なラストは痛快だった
どスケベ 石橋蓮司はさておき
梅津栄のキャラはアブな過ぎたっけ

文壇の方々は あからさまにはせずとも
こーゆー ネタ話はよー耳にするもん
文學なんぞ 突き詰めて議論したり
無駄に批評するよりも 出会いと相性を
運まかせで愉しむ 色恋のひとつみたいなもの
なんて達観を装いつつも 続編的小説
「巨船ベラス・レトラス」の映画化を期待してる
Yuya

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