キよ4

文学賞殺人事件 大いなる助走のキよ4のレビュー・感想・評価

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高校生の頃読み漁った筒井康隆・原作の映画化
原作の大いなる助走の方はもうほとんど忘れてかけているけど 確か終盤にかけての異常なまでの凄まじい加速度があまりにも衝撃的だったような気がする あの頃の筒井康隆の勢いは凄かった!
地方の文芸同人誌に掲載された処女作の大企業の群狼が話題を呼び トントン拍子に直本賞の候補に
中央文壇の魑魅魍魎が跋扈蠢く異様な世界
直本賞の世話人による選考委員の買収 人間性なんぞどこ吹く風 土下座なんて挨拶代り 賞欲しさに大金をばら撒き自分の女を世話しカマまで掘られて大奮闘
そんな努力も虚しく落選落胆 裏切り(そんなものがあるとしてだけど)と絶望 選考委員に対する私怨逆恨みでブチ切れる主人公・市谷京ニ…
石橋蓮司の女子高生に性交しようかには笑った
文壇祝賀会での全員土下座大会も笑える
選考委員の俗物たちの馬鹿らしく阿保らしさにも笑える
佐藤浩市のカマを掘られるシーンは笑っちゃう
山城新伍の糞食らえ下品なので訂正うんこ食いなさいは傑作
でもやっぱり最高なのは文壇のSFの扱いに対する私怨恨みを撒き散らし暴走する筒井康隆本人出演のシーンが一番面白い 素晴らしすぎる
文学というデーモンに取り憑かれた同人作家たち
市谷の彼女人妻の時岡玉枝役の中島はるみがエロくて立ちまくり
女の裸とかサービスもありの娯楽に徹した文壇おちょくり映画
キよ4

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