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風雲 ストームライダーズのdaiyuukiのレビュー・感想・評価

風雲 ストームライダーズ(1998年製作の映画)
4.3
武林の覇権をもくろむ天下会の総帥・雄覇(千葉真一)は、「“風”と“雲”という名の二人の男子を弟子にすれば、天下を手中におさめることができる」という占い師・泥菩薩の予言を受け、それぞれの親を殺して幼い二人を手に入れる。生真面目な風(イーキン・チェン)と天衣無縫な雲(アーロン・クォック)二人の忠実な弟子を得た雄覇は、破竹の快進撃を続け天下支配を目前とするが、泥菩薩から「成人した“風”と“雲”が力を合わせ、雄覇を滅ぼす」と予言される。
雄覇は自分のひとり娘・孔慈(クリスティ・ヨン)を風と結婚させることで造反を防ごうと画策するが、孔慈は雲と好き合っていた。孔慈を奪って逃げようとする雲を雄覇は襲うが、誤って娘を殺してしまう。こうして悲劇の種が蒔かれた。
雄覇の元で覇道を歩む風は、大仏の洞窟で炎の麒麟と戦って伝説の血葡萄を手に入れる。しかしそこで彼は己の父親を殺したのが雄覇であることを知り、己の生き方に深い疑問を抱くようになる。
いっぽう孔慈の遺体を収めた棺桶を担いで放浪する雲は、戦いの末に片腕を失う。河を流される瀕死の雲を救ったのは旅の医師・于だった。彼は宿命に導かれ、自分の腕を雲に移植する。于とその娘・楚々の献身によって傷を癒した雲は雄覇打倒を目指して再び旅立つ。
マー・ウィン・シンの同名カンフーファンタジー漫画を映画化。
秘剣や必殺技をハイレベルのカンフーとワイヤーワークとコンピューターグラフィックが組み合わさったド迫力のアクション満載で描いて、恩讐と愛と友情か入り混じる三国志を思わせる宿命と愛憎が入り混じった熱いドラマ、アーロン・クオックとイーキン・チェンの共演と千葉真一の香港アカデミー賞受賞の熱演もあって、ドラゴンボールと三国志とファンタジー武侠映画が濃縮ミックスされた熱い興奮を約束する傑作ファンタジー武俠カンフー映画です。 
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