PANDADA

スターリングラードのPANDADAのレビュー・感想・評価

スターリングラード(1993年製作の映画)
2.0
第二次世界大戦史上、もっとも凄惨だったスターリングラード攻防戦を描いたドイツ映画。
主に末端の兵士達を描いていて、高級士官達は出ません。

激烈を極め神経をすり減らされる市街戦、
非戦闘員との交流、
残酷なナチス将校、
厭戦気分から逃亡を図る兵士達、
厳しい冬のロシアの自然などを緻密に描いていて、物凄くブルーな気分にさせてくれます。

ストーリーらしいストーリーがあまりないの所は、「ダンケルク(2017年公開、クリストファー・ノーラン監督)」に近いのかな。
それでも戦争の不条理を十分に描いてあります。

全体としてのドイツ軍、ソ連軍の動きが全然描写されていないので、歴史モノとしては面白みに欠けるのも確か。

そういう所も含めてやっぱ「ダンケルク」に近いかな。
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