バインドー

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊のバインドーのレビュー・感想・評価

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)
5.0
世界観がたまらなく好き 作画がすごく綺麗
テレビアニメ版の方がとっつきやすくてさらに良い!

こちらは何故 そんな大人しい演出なの?と言わんばかりの 一切のテンションを廃したこの出来栄え。逆に斬新で草薙素子が海にダイブしているように こちらも深海へと連れていかれてる気分です。
だからこの世界観にたまに無性に浸りたくなるのかも。それに出てくる武器やらガジェットやら 一つ一つが かっこよすぎです!

人と人工物の違いや、ゴーストとは何か?
そして自分とは、、哲学的なテーマをSFの視点から流暢に語る 押井さんスタイルは何回でも観られる奥深さがあります。
日本のアニメ業界や ハリウッドにも影響を与えたのも分かるぐらい 革新的な凄みがあります。直感て本当にどこから来るんだろう?何を根拠に どこからやって来るんだろう、、本当不思議すぎる。当時これを観た人たちも 直感的に “こいつは凄い”なんて言って 自分の中のゴーストが囁いたのかもしれません。

“童子の時は語るときも童子のごとく 思うことも童子のごとく 論ずることも童子のごとくなりしが 人と成りては童子の事を棄てたり”
ツリーの壁画が進化の過程を示す通り これからも人間はそうやって進化 成長を続けていくんだろうな そして永遠に無知の自分と今を生きていくのかもしれない、、と なんとなく悟ったような 感覚になる そんな映画でした。笑
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