水のまち

処刑の島の水のまちのレビュー・感想・評価

処刑の島(1966年製作の映画)
3.2
父と母と兄と、そして自分さえも殺した男への怨念は、晴れることなどあるはずもなく、再び現れた自分の存在に慄く姿を見て嘲笑うことが、何よりも復讐だったのかも知れない。三國連太郎の大柄な図体、猟銃を持った佐藤慶、島に吹く風、荒波、と、禍々しく見せているものの真意は薄く、ただ岩下志麻が美しい。
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